2014年02月07日
vol.12 踊れる音にひたる、「Scoobie Do」と「Your Song Is Good」
2014年はじめての記事ということで、本年もどうぞよろしくお願いします。
さて、新年第一回はおすすめライブ情報の紹介です。
「Different Strokes in SHIZUOKA」
Scoobie Doが送る対バンイベント「Different Strokes」。対バン相手にYour Song Is Goodを迎えて、なんと静岡にて開催! まずは以下、詳細です。
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2014年4月5日(土) 「Different Strokes in SHIZUOKA」
◇会場 静岡Live House UMBER
◇時間 17:30 OPEN / 18:00 START
◇出演] SCOOBIE DO / YOUR SONG IS GOOD
◇TICKET ¥3,300(1D別)
ぴあ(222-168) / ローソン(45967) / イープラスにて2月15日(土)よりチケット発売開始
◇INFO] ジェイルハウス 052-936-6041 http://www.jailhouse.jp
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Scoobie Doは、1995年に結成したファンクバンド。20年近いキャリアで作品も数多くリリースしております。白いスーツが印象的な佇まいで、「ファンク」や「ソウル」ってキーワードで語られるバンドですが、「ファンク」ってみなさんご想像つきますか?ふわっとしたイメージは湧きますが、いったいどんなジャンルなんでしょうか?
原型を形成させたというJames Brownの動画をまず貼ってみました。ファンクは、ゴスペルやR&Bから生まれたソウル・ミュージックに属するに音楽ジャンルのひとつです。聴いていただくとわかる通り、音楽的な特徴は小刻みなリズムとフレーズの反復性、それとソウルを起源としていることもありキャッチーなコーラス部分に顕著な大衆性があります。ベースのスラップ、ギターのカッティングなど"跳ねる"リズムを多用して、より肉体的にみんなで"踊れる”ジャンルの音楽だと思います。このような音楽であるファンクにカテゴリーされるScoobie Do。
アッパーなリズムでそれだけで踊れそうですが、すごくキャッチーじゃないですか?ファンクをJ-ROCKにうまく消化していると思います。動き回るベースラインもかっこいい!気になった方は、ライブで今だに披露されるバンド初期の名曲『夕焼けのメロディー』もぜひチェックしてみてください。で、さらに注目したいのは、対バンのYour Song Is Good。
昨年末にリリースした『OUT』がとにかくすごくよくて僕は愛聴しています。Scoobie Doとは別のアプローチの"踊れる"音が楽しめます。今のJ-ROCKの流れは"高速化"でとにかく盛り上がれる楽曲が多い中、全編インストゥルメンタル、しかもBPMが遅めのダンス・トラック。ハウス、テクノ、ベース・ミュージックのアプローチで踊らせるバンドで、とにかくハッピーな時間が過ごせると思いますよ。
チケット一般発売は、2月15日(土)。ぜひ、チェックしてみてください!
さて、新年第一回はおすすめライブ情報の紹介です。
「Different Strokes in SHIZUOKA」
Scoobie Doが送る対バンイベント「Different Strokes」。対バン相手にYour Song Is Goodを迎えて、なんと静岡にて開催! まずは以下、詳細です。
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2014年4月5日(土) 「Different Strokes in SHIZUOKA」
◇会場 静岡Live House UMBER
◇時間 17:30 OPEN / 18:00 START
◇出演] SCOOBIE DO / YOUR SONG IS GOOD
◇TICKET ¥3,300(1D別)
ぴあ(222-168) / ローソン(45967) / イープラスにて2月15日(土)よりチケット発売開始
◇INFO] ジェイルハウス 052-936-6041 http://www.jailhouse.jp
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Scoobie Doは、1995年に結成したファンクバンド。20年近いキャリアで作品も数多くリリースしております。白いスーツが印象的な佇まいで、「ファンク」や「ソウル」ってキーワードで語られるバンドですが、「ファンク」ってみなさんご想像つきますか?ふわっとしたイメージは湧きますが、いったいどんなジャンルなんでしょうか?
原型を形成させたというJames Brownの動画をまず貼ってみました。ファンクは、ゴスペルやR&Bから生まれたソウル・ミュージックに属するに音楽ジャンルのひとつです。聴いていただくとわかる通り、音楽的な特徴は小刻みなリズムとフレーズの反復性、それとソウルを起源としていることもありキャッチーなコーラス部分に顕著な大衆性があります。ベースのスラップ、ギターのカッティングなど"跳ねる"リズムを多用して、より肉体的にみんなで"踊れる”ジャンルの音楽だと思います。このような音楽であるファンクにカテゴリーされるScoobie Do。
アッパーなリズムでそれだけで踊れそうですが、すごくキャッチーじゃないですか?ファンクをJ-ROCKにうまく消化していると思います。動き回るベースラインもかっこいい!気になった方は、ライブで今だに披露されるバンド初期の名曲『夕焼けのメロディー』もぜひチェックしてみてください。で、さらに注目したいのは、対バンのYour Song Is Good。
昨年末にリリースした『OUT』がとにかくすごくよくて僕は愛聴しています。Scoobie Doとは別のアプローチの"踊れる"音が楽しめます。今のJ-ROCKの流れは"高速化"でとにかく盛り上がれる楽曲が多い中、全編インストゥルメンタル、しかもBPMが遅めのダンス・トラック。ハウス、テクノ、ベース・ミュージックのアプローチで踊らせるバンドで、とにかくハッピーな時間が過ごせると思いますよ。
チケット一般発売は、2月15日(土)。ぜひ、チェックしてみてください!
Posted by 日刊いーしず at 16:00
2013年12月06日
vol.11 静岡出身アーティストDorianのアルバムが素晴らしすぎる
Dorianの3rdアルバム「midori」が素晴らしすぎるほど傑作なので、こちらでご紹介します。
Dorianは、静岡出身のアーティストで都内を中心に活動中。主にダンス・ミュージックを手がけつつも、トラックメーカーとして、七尾旅人の『Rollin' Rollin'』のアレンジなども担当しています。2010年に「Melodies Memories」でデビュー。80sのディスコ風味が入った本作と、ブギー・ディスコ調な2nd「studio vacation」もリリースし、ダンス・ミュージック界で支持を集める存在です。
そんな中、2013年11月にリリースされた3rdアルバム「midori」。前2作からシンセからサンプリング中心の曲つくりに移行して生まれたよくで前二作と質感が異なるように思います。南国志向というかチルアウトというか。どことなくrei harakamiのような雰囲気があり、音にのる情報量がとても多いです。なんというか景色が広がる音なんですよ。
サウンド面でも、とっても素晴らしいアルバムですが、静岡県民にとって面白いのが、このアルバムの背景です。
※以下、引用
「そうですね。去年、しばらく帰っていなかった地元静岡に旅行感覚で帰って、海や山、茶畑だったり、温泉だったり、子供の頃に行ったきりの場所、当時はあまりに身近すぎて足を運ばなかったところを回ってみたんです。その時のちょっとした旅行体験をぼかし気味にトレースしたり、整った音の風景を崩してみたり、はたまた違和感を感じる要素を敢えて置いてみることで、ヴァーチャルな音の旅という体裁に落とし込みたいなと思ったんです」
このインタビューにもあるように『midori』の描く音像は静岡の景色に他なりません。ジャケットの富士山や『Escape From The City』という楽曲を始め、『Onsen Holiday』、蓬莱橋をイメージしただろう『Night In Horai』、そのまんまな『Silent Hill』=静岡など、非常に土着的です。サウンドの素晴らしさで、イメージも沸きやすいんじゃないでしょうか。
ただ、ここに表現された「静岡」は、あくまで「東京」からEscapeした先の「静岡」であって、そこで生活している音ではないんですよ。エキゾチカで楽園的で、所謂「隣の芝」なんです。そんな外からの静岡を感じられる面白いアルバムじゃないかと思うのです。オススメ!
Dorianは、静岡出身のアーティストで都内を中心に活動中。主にダンス・ミュージックを手がけつつも、トラックメーカーとして、七尾旅人の『Rollin' Rollin'』のアレンジなども担当しています。2010年に「Melodies Memories」でデビュー。80sのディスコ風味が入った本作と、ブギー・ディスコ調な2nd「studio vacation」もリリースし、ダンス・ミュージック界で支持を集める存在です。
そんな中、2013年11月にリリースされた3rdアルバム「midori」。前2作からシンセからサンプリング中心の曲つくりに移行して生まれたよくで前二作と質感が異なるように思います。南国志向というかチルアウトというか。どことなくrei harakamiのような雰囲気があり、音にのる情報量がとても多いです。なんというか景色が広がる音なんですよ。
サウンド面でも、とっても素晴らしいアルバムですが、静岡県民にとって面白いのが、このアルバムの背景です。
※以下、引用
「そうですね。去年、しばらく帰っていなかった地元静岡に旅行感覚で帰って、海や山、茶畑だったり、温泉だったり、子供の頃に行ったきりの場所、当時はあまりに身近すぎて足を運ばなかったところを回ってみたんです。その時のちょっとした旅行体験をぼかし気味にトレースしたり、整った音の風景を崩してみたり、はたまた違和感を感じる要素を敢えて置いてみることで、ヴァーチャルな音の旅という体裁に落とし込みたいなと思ったんです」
このインタビューにもあるように『midori』の描く音像は静岡の景色に他なりません。ジャケットの富士山や『Escape From The City』という楽曲を始め、『Onsen Holiday』、蓬莱橋をイメージしただろう『Night In Horai』、そのまんまな『Silent Hill』=静岡など、非常に土着的です。サウンドの素晴らしさで、イメージも沸きやすいんじゃないでしょうか。
ただ、ここに表現された「静岡」は、あくまで「東京」からEscapeした先の「静岡」であって、そこで生活している音ではないんですよ。エキゾチカで楽園的で、所謂「隣の芝」なんです。そんな外からの静岡を感じられる面白いアルバムじゃないかと思うのです。オススメ!
Posted by 日刊いーしず at 13:00