2013年05月10日
vol.04 キャッチ―なサビと、内省的な歌詞と/浜松市出身、小林太郎
第4回目となる今回は、フライングVと肩までの長髪が特徴的な弱冠22歳、浜松市出身の小林太郎をご紹介します。2008年、TV番組「ストリートファイター」内の18歳未満アーティスト限定イベント「Hジェネ祭り」で優勝。インディーズでアルバムを2枚リリースした後、2012年7月に「MILESTONE」でメジャー・デビュー。2013年1月には1stフルアルバムもリリースして、22歳にしてキャリアを積んでいる印象です。テレビ朝日「ミュージックステーション」や、Rock in JapanやSummer Sonicといった夏フェスにも出演していたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。僕も名前だけは知ってたんですが、浜松出身だったんですねー、びっくりです。

上記の曲を聴いていただくとわかりますが、彼の音楽はゴリゴリのギター・リフが特徴の1つですよね。演奏技術も高くてかっこいいです。その反面、サビはキャッチーですごくとっつきやすい。うーん、若くして広く受け入れられるのも納得です。インタビューを読んだら、「小5の頃にCHEMISTRYを聴いて"歌を歌おう!"って練習したんです」とあり、1990年生まれの彼にとってJ-Pop全盛期の90年代後半に音楽を触れてきたことが、サビのキャッチーさ、ポップさに繋がってるんじゃないでしょうか。(J-Pop全盛期は人によって異なるかもですが…)
ギター・リフに関しては、Nirvana、Soundgardenといったグランジの影響が強いと思います。少し話がかわるんですが、最近USロックっぽい流れが日本にきてるなーと、個人的に思います。この機会に聴いてみたらけっこう細分化できるんですよね。例えば、第1回で紹介したdeepNowはモロにビンテージ、クラシックなロック。最近アルバムもだして人気急上昇のONE OK ROCKなんかは、LAよりの音ですよね、すごく壮大な陽性ロック。で、小林太郎にしてもグランジ、シアトルよりの音ですね。どのバンドもどこかにキャッチーさを持たせて、ちゃんと2013年の日本の音にしています。こういった異なるアプローチのバンドが、同じ時代に出てくるなんて面白いことではないでしょうか。
まあ、なんやかんや書きましたが、静岡県民に聴いていただきたいのは、最新のアルバム「tremolo」に収録されている「星わたり」という曲です。ここでいう「星」は、まだ知らない土地。つまりこの歌は、彼が浜松をでて、上京するときの歌なんですね。聴いてもらえばわかりますが、この曲は上京の高揚感も故郷への哀愁もないです。ただただ変わりゆく状況を、内省的に転がしているんですね。ゴリゴリな曲と高い演奏技術に目がいきがちですが、こういった内省的な歌詞に現れている生々しさも彼の大きな魅力なんじゃないかと思います、ハイ。

上記の曲を聴いていただくとわかりますが、彼の音楽はゴリゴリのギター・リフが特徴の1つですよね。演奏技術も高くてかっこいいです。その反面、サビはキャッチーですごくとっつきやすい。うーん、若くして広く受け入れられるのも納得です。インタビューを読んだら、「小5の頃にCHEMISTRYを聴いて"歌を歌おう!"って練習したんです」とあり、1990年生まれの彼にとってJ-Pop全盛期の90年代後半に音楽を触れてきたことが、サビのキャッチーさ、ポップさに繋がってるんじゃないでしょうか。(J-Pop全盛期は人によって異なるかもですが…)
ギター・リフに関しては、Nirvana、Soundgardenといったグランジの影響が強いと思います。少し話がかわるんですが、最近USロックっぽい流れが日本にきてるなーと、個人的に思います。この機会に聴いてみたらけっこう細分化できるんですよね。例えば、第1回で紹介したdeepNowはモロにビンテージ、クラシックなロック。最近アルバムもだして人気急上昇のONE OK ROCKなんかは、LAよりの音ですよね、すごく壮大な陽性ロック。で、小林太郎にしてもグランジ、シアトルよりの音ですね。どのバンドもどこかにキャッチーさを持たせて、ちゃんと2013年の日本の音にしています。こういった異なるアプローチのバンドが、同じ時代に出てくるなんて面白いことではないでしょうか。
まあ、なんやかんや書きましたが、静岡県民に聴いていただきたいのは、最新のアルバム「tremolo」に収録されている「星わたり」という曲です。ここでいう「星」は、まだ知らない土地。つまりこの歌は、彼が浜松をでて、上京するときの歌なんですね。聴いてもらえばわかりますが、この曲は上京の高揚感も故郷への哀愁もないです。ただただ変わりゆく状況を、内省的に転がしているんですね。ゴリゴリな曲と高い演奏技術に目がいきがちですが、こういった内省的な歌詞に現れている生々しさも彼の大きな魅力なんじゃないかと思います、ハイ。
Posted by 日刊いーしず at 12:00